-古往今来-
高麗李朝工芸展

-In All Ages-
Goryeo,Joseon Art Craft Exhibition

開催期間
平成26年10月2日(木)~ 10月11日(土)
Oct 2 (Thu.) to Oct 11 ( Sat.), 2014

ご挨拶▼

このたび高麗李朝工芸美術展を開催する運びとなりました。
高麗時代(918年~1392年)の青磁から李朝時代(1392年~1910年)の粉青沙器(日本では三島)、白磁、青化(日本では染付)、辰砂の陶磁器を中心に、青銅、銀造作品も含め35点を展示致します。
中でも李朝中期に漢江上流域の広州金沙里窯(1721年~1752年頃)で制作された白磁壷は李朝文化を表す“無垢、清浄”の精神が白土を思わせる厚い釉調と器高と幅「1:1」を遵守した抽象的造形によって表現され、鑑賞者を飽きさせません。
氷裂した灰青釉下に蓮唐草文を半浮彫した青磁 蓮唐草文壺(せいじはすからくさもんこ)は高麗青磁の“清雅”を代表する作品です。
また器体の三面の稜花形の枠に描かれた青化 窓絵山水文壷(せいかまどえさんすいもんこ)は中国南宋時代の禅僧画家牧谿(もっけい)の瀟湘(しょうしょう)八景(はっけい)の山水画を偲ばせる“風韻”を感じさせる作品です。
特殊ではありますが統一新羅初期の王墓で発掘された端正で細やか技巧が施されている金象嵌龍紋長靴(きんぞうがんりゅうもんちょうか)は歴史的文物の要素を併せ持つ一級の美術工芸品です。
秋の一日、ご来廊、ご高覧いただき、談笑の時をともに過ごさせていただければ幸甚に存じます。

出品作品▼

高麗時代・李朝時代の壷や瓶13点、茶盌4点、注子3点、酒器類10点、青銅、銀造作品5点
合計35点

 

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