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李朝時代
16世紀頃
慶尚南道地方
根津美術館コレクションに同手の片口が唯一見られるだけの希少な片口鉢です。見込の五か所の目跡、見込には強い轆轤目で渦巻き状の深い茶溜りがある。高台脇には釉薬の縮れが虫食いのように見え数段の力強い轆轤目と合わせ見せ場を作っています。また高台内には兜金(ときん)と井戸の見所が揃っています。井戸の産地は今日では窯跡からの発掘実績により慶尚南道鎮海市熊東面頭洞里(トドンリ)という見解に落ち着いたようですが、浅川伯教がいう同じ慶尚南道普州説(チンジュ)も根強くあります。
古箱 有
高9.0 口径18.6×20.0cm
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