- 孤高の陶芸家 -
加藤 孝俊 遺作展
-A Lone Potter -Exhibition of the Remaining Works of Takatoshi Kato
開催期間
平成25年4月11日(木)~4月20日(土)
April 11 (Thu.) to April 20 ( Sat.), 2013
作家遺族挨拶▼
この度、関西在住のコレクターK氏よりお話しがあり、赤坂游ギャラリーさんにご相談致しましたところ、遺作展を開催する運びとなりました。
K氏は中国古陶磁に造詣が深く、孝俊初期よりの大変な支援者でもありました。
赤坂游ギャラリーでは孝俊没後十年を経過した折り、追悼展を開催頂いた経過があります。
かれこれ三十年になりますが、林さんは西武百貨店美術担当バイヤー時代から我が家に足繁く通って来られておりました。
こうしてまた父が最も元気であった頃の作品に出合えることを喜びに感じております。
何卒ご高覧賜りたくお願い申し上げます。
作家略歴▼
- 1917年(大正6)
- 2月、愛知県瀬戸市で、代々染付磁器を製作する窯元「真玉園」の嫡男として生まれる。
- 1933年(昭和8)
- 義兄の故小林茂(現東京工大卒)より窯業化学、有機化学の基礎と実習を徹底的に学ぶ。
- 1965年(昭和40)
- 中国宋時代の陶磁を再現する夢を果たすため、 長年蓄積した窯業化学の学識を生かして宋窯陶磁に取り組む。
- 1967年(昭和42)
- 名古屋オリエンタル中村百貨店で初個展。
- 1969年(昭和44)
- 第16回日本伝統工芸展に油滴天目を出品、入選。各地の美術館より買上げられる。以後、団体展に不出品の野人陶芸家として作陶活動を続ける。
- 1977年(昭和52)
- 毎日新聞社主催の”神秘な宋窯の追求者「加藤孝俊作陶展」”を大阪心斎橋・大丸で開催。
- 1981年(昭和56)
- 第6回日本陶芸展招待作家として出品
毎日新聞社主催「加藤孝俊展」 東京日本橋高島屋で開催 - 1982年(昭和57)
- NHKテレビにて「孤高の陶芸家・加藤孝俊」放映
- 1999年(平成11)
- 10月26日 没
- 2008年(平成20)
- 赤坂游ギャラリーにて「孤高の陶芸家 加藤 孝俊 追悼展」を開催
出品作品▼
茶? 11点、花入・壷 9点、水指 1点、酒器 11点、鉢 4点、湯碗(五客) 3点、小鉢(五客) 2点、輪花皿 1点、盤 1点 計45点
画像をクリックすると作品の詳細が見られます If you want to know more about these works ,please click on the images.
- 油滴天目 Black glazed tea bowl with silvery spots , Yuteki tenmoku typeSold
- 蓼冷汁盞 Sakazuki , with green transparent glazeSold
- 鈞窯紅斑紋盌 Bowl with deep red -spotted pattern , jun ware styleSold
- 青瓷天目 Celadon glazed bowl , tenmoku type
- 鈞窯銅紅釉壷 Jar glazed copper-deep-red glaze , jun ware style
- 月白紅斑紋花入 Geppaku glazed vase , with deep red -spotted pattern
- 青瓷鉢 Celadon glazed bowlSold
- 鈞窯ぐい呑 Guinomi , jun ware styleSold
- 油滴酒盃 Sakazuki , with silvery spots , Yuteki typeSold