- 古往今来 -
ガンダーラ美術展
-In All Ages-
Gandhara Art Exhibition

開催期間
平成27年4月16日(木)~ 4月25日(土)
Apr 16 (Thu.) to Apr 25 ( Sat.), 2015

ご挨拶▼

現在のパキスタン北部に位置するかつてのガンダーラ(乾陀羅)国を中心として紀元後、数世紀間栄えた仏像彫刻を主とする仏教美術を ガンダーラ美術といいます。
宗祖釈迦(しゃか)の死は紀元前485年ないし前383年頃と考えられていますが、原始仏教では偶像崇拝を認めず、宝座、法輪、仏足跡、菩提樹(ぼだいじゅ)などで象徴的に表しました。釈迦そのものを造形的に表現するようになるのは、紀元後1世紀末か2世紀のガンダーラ地方と考えられています。
ギリシア文化愛好のパルティア人の占拠時代よりギリシア風の影響を受けて始まり、クシャーン期の支配下に入り急激な発展をとげます。その後仏教美術は中央アジア・中国・朝鮮を経て日本にも伝播し、それぞれ地域性の影響を受けながら展開を示しました。
今回は仏教美術の源流といえるガンダーラの美術品を集め展示致します。

出品作品▼

雲母片岩 緑泥片岩 テラコッタ(焼〆)ストウッコ(漆喰)による釈迦仏頭 菩薩頭部 供養者頭部 仏足(対)ストゥーパ(仏塔)など20点
他に紀元前インダス文明人形 動物 水注など 10点

 

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