- 白妙磁 しろたえじ -
庄村 久喜 陶展- Porcelain -
Hisaki Shomura Ceramic Exhibition
開催期間
平成29年6月29日(木)~7月8日(土)
Jun 29 (Thu.) to July 8 ( Sat.), 2017
【作家在廊日】29日(木),30日(金),1日(土),2日(日)
ご挨拶▼
庄村久喜さんは、佐賀県有田町を代表する陶芸作家の庄村健の長男として生まれました。
日本伝統工芸展でも入選を重ね、日本工芸会奨励賞も受賞するなど注目されている作家の一人です。
今年、青山 根津美術館で開催された「染付誕生400年」展併催「茶室で見る磁器の現在」の現在作家6名のうちに選ばれ展示されました。
独自に開発された絹(シルク)のような白さと光沢感を持つ白磁「白妙磁(しろたえじ)」や、彫ることで生まれる陰影と白磁の濃淡によるコントラストを駆使して、白の彩りを表現した「彩磁」など、磁器だけれども温かみのある、安らぎを感じさせる作品です。
白磁を独自に追求し、新たな試みに挑戦する意欲と暖かな感性を合わせもった「白」の世界をご高覧賜れば幸いに存じます。
作家挨拶▼
「なぜ磁器でなければいけないのか?」
この単純で深い問いかけを紐解くためには、磁器素材(磁土)と1対1で真摯に向き合う必要性がありました。
それは、釉薬でさえも同じ磁土のみで生み出すということ。
磁土と私との対峙・・
ダイヤモンドの原石を人の感性と技術で磨き上げ美しい輝きを纏うダイヤモンドの宝石へと変化させる。
例えるのならば、それが私の白妙磁(しろたえじ)です。
全く新しい白磁の世界をご高覧賜れば幸いに存じます。
作家略歴▼
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庄村 久喜(しょうむら・ひさき) 日本工芸会正会員
- 1974年
- 庄村健の長男として生まれる
- 1997年
- 熊本工業大学 (現・崇城大学)工業化学科卒業
- 1999年
- 佐賀県立有田窯業大学校卒業
- 2004年
- 日本伝統工芸展 初入選
- 2011年
- 日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞
- 2014年
- 西部伝統工芸展 朝日新聞社大賞(最高賞)
- 2017年
- 青山・根津美術館「茶室で見る磁器の現代」出品
- 【個展】
- 福岡三越 横浜そごう 他
- 【企画展】
- ドイツ ニューヨーク ワシントン 他
出品作品▼
花器、香炉、茶碗、鉢、皿、ワインクーラー、片口、ぐい吞みなど
出品総点数50点
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