五彩の硝子展

Five Coloring Glasswork Exhibition

開催期間
平成29年7月27日(木)~8月10日(木)
July 27 (Thu.) to Aug 10 (Thu.), 2017


ご挨拶▼

硝子の日本との関わりは古く弥生時代に伝来し、飛鳥・奈良時代には玉類の製作が行われていました。大陸との交流が途絶えた平安から鎌倉時代に製作は下火になりましたが江戸期には長崎から技術も広まり、民間でも酒器、簪、金魚鉢など小物類が愛用されています。明治期には殖産興業策のもと工業的な方向へ転換拡大され、また工芸としても生活の中で親しまれてきました。
近年技術、芸術性の高く独創的な作品が登場しており、若い世代からも様々に工夫を凝らし自由な発想な作品が生まれています。
今回は、吹きガラス、積層ガラス、パート・ドヴェール、エナメル彩、レースガラス、などの技法による作家作品を集め展示いたします。
日本伝統工芸展や国際ガラス展などで受賞をしている注目作家たちの競演を楽しんでいただける企画です。



大室桃生(パート・ドヴェール)
1969年
東京生まれ
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学部金工科卒業。伝統工芸金工作家工房勤務。その後、ガラス(パートドヴェール)に素材をかえる。


小島有香子(積層ガラス)
2001年
多摩美術大学卒業
2006年
富山ガラス造形研究所研究科修了
2007年
国際ガラス展記念特別賞
2011年
第4回現代ガラス大賞展・富山2011大賞




三垣祥太郎(レースガラス)
1980年
岡山生れ
2003年
倉敷芸術科学大学卒業
2005年
新島国際ガラスフェスティバル・スカラーシップ受賞




佐野猛・曜子(吹きガラス・カット)
佐野 猛
1960年
生まれ
1984年
法政大学卒業
1996年
オーストラリア国立大学、キャンベラ美術学校ガラス大学院修了
1998年
富山にて“Glass Studio SANOSANO”設立
2003年
第19回伝統工芸第七部会展(文化庁長官賞)
2007年
第21回伝統工芸諸工芸部会(朝日新聞社賞)
国際ガラス展 金沢2007(審査員特別賞)
2017年
日本クラフト展(大賞)


佐野 曜子
1962年
生まれ
1996年
オーストラリア国立大学、キャンベラ美術学校ガラス大学院修了
1998年
富山にて“Glass Studio SANOSANO”設立
2002年
第3回清州国際工芸ビエンナーレ銅賞
2007年
第46回日本伝統工芸富山展高岡市長賞


山崎葉(エナメル彩)
2003年
多摩美術大学美術学部工芸学科 ガラスコース卒業

出品作品▼

大室桃生(パート・ドヴェール)、小島有香子(積層板ガラス)、佐野猛・曜子(吹きガラス・カット)、三垣祥太郎(レースガラス)、山崎葉(エナメル彩)、 (五十音順) 壷、花瓶、茶盌、水指、茶杓、香合、香水瓶、鉢、皿、片口、酒盃、ワイングラス、ロックグラス、カップ、ペーパーウエイトなど
計50点

 

画像をクリックすると作品の詳細が見られます If you want to know more about these works ,please click on the images.