―織りなす光―
佐野 猛・曜子 硝子展

Takeshi・Yoko Sano Glass Exhibition

開催期間
平成30年8月2日(木)~8月11日(土)
Aug 2 (Thu.) to Aug 11 ( Fri.), 2018
※最終日は16時まで

【作家在廊日】2日(木),3日(金),4日(土),5日(日)
Artist on porch Day 2th,3th,4th,5th


ご挨拶▼

佐野猛・曜子夫妻の色彩豊かな作品の数々はみているだけで愉しい気持ちにさせてくれる。 オーストラリア国立大学キャンベラ美術学校でグラス・アート学ばれたと聞き納得した。オーストラリアはスタジオグラス運動が活発でガラス界のカリスマ的存在デイル・チフーリ氏をはじめ優れたアーティストの多い国。佐野さんの鮮やかな発色のガラスも色の元となるガラスをニュージーランドから取り寄せているそうだ。 たくさんの色ガラスをカットしてつくったパーツをパッチワークのように組み合わせ、溶着し、再び吹いて形にする。それにより、模様を緻密に構成することが出来るようになったとのこと。たとえ同じ技法を用いても夫妻それぞれの個性が伺える。 曜子さんは、宙吹きで形を整えた後カットを施し、織物のような色と触感をだしている。 ガラスの器が欲しくなる季節、ながめて、手にして楽しんでいただきたい作品です。

作家挨拶▼

吹きガラスの技法で一度吹いたパーツを切って、パズルのように組み合わせ、再び吹いて形成します。
最後に表面を削り、磨いて表情をつけていきます。今回はフュージングなども取り入れさらに自由な模様作りができるようになりました。独自の技法によるガラスの面白さをぜひ見ていただきたいと思います。

作家略歴▼


佐野 猛  (1960年生まれ)

1984年
法政大学社会学部社会学科卒業
1996年
オーストラリア国立大学キャンベラ美術学校ガラス科大学院修了
1998年
富山にて 佐野 曜子と“Glass Studio SANOSANO”設立
2002年
第49回日本伝統工芸展(日本工芸会奨励賞)
2003年
第19回伝統工芸第七部会展東京(文化庁長官賞)
2007年
国際ガラス展 金沢2007 金沢、石川 (審査員特別賞)
2017年
日本クラフト展 (大賞) 東京

佐野 曜子  (1962年生まれ)

1985年
成蹊大学文学部英米文学科卒業
2002年
第3回清州国際工芸ビエンナーレ、清州、韓国 銅賞
2005年
第20回伝統工芸諸工芸部会展(第20回記念賞)
2008年
第55回日本伝統工芸展(NHK会長賞)
    

【出品作品】▼

水指、花器、茶碗、酒器、片口、茶杓、ぐい飲み、グラス、蓋物など 計68点

 

画像をクリックすると作品の詳細が見られます If you want to know more about these works ,please click on the images.