過去の展覧会(平成20年度)

第七回 蔵出し展
日本近・現代工芸

開催期間
平成21年2月5日(木)~2月14日(土)

物故の清水卯一、河本五郎、和太守卑良、三浦小平二などの茶碗、花入、汲み出、酒盃などの陶芸作品や池田満寿夫、北村西望などのブロンズ作品、黒田辰秋などの木工芸作品などをお求め安い価格で展示即売いたします。今回は複数のコレクターから作品を品頂きます。
不定期な企画展ですが、多くのお客様の好評をいただいております。


第六回 蔵出し展
中国古陶磁

開催期間
平成21年1月15日(木)~1月24日(土)

目利きで著名な中国陶磁のコレクターK氏が30年に渡り収集してきた所蔵品を展覧します。龍山文化以前の黄河流域の土器から宋の青磁、元の染付け、明の色絵までK氏の意向もあり、処分価格で提供いたします。
【出品作品・点数】
コレクション品 計60点


迎春
酒器百選展

開催期間
平成20年12月11日(木)~12月20日(土)

新しい年をお気に入りの酒器で迎えていただきたく、陶磁器、ガラス、漆のぐい呑、盃、猪口、ショットグラス、徳利、片口など百点を展示します。
赤坂游ギャラリー馴染みの作家、これから個展を開催する作家を中心に品揃えします。
【出品作品・点数】
100点
伊勢崎 淳 徳田八十吉 鈴木 蔵 吉田美統 小川 待子 三原 研 三輪 和彦他


無碍自在(むげじざい)
濱中 月村作陶展

開催期間
平成20年11月27日(木)~12月6日(土)

伝統茶陶の萩の地で、自在な創作活動を展開する濱中月村氏の六回目、十年ぶりの個展です。
東京での開催も十年ぶりとなります。
従来の萩土に加えはじめての試みとして磁土を使った葉皿、鉢など食器を中心に花器、壷、茶碗などの逸品を加えた作品構成と成ります。
久方ぶりの無碍なる濱中芸術をご高覧ください。


孤高の陶芸家
加藤 孝俊 追悼展

開催期間
平成20年11月6日(木)~11月15日(土)

中国宋時代の陶磁器は青磁、天目を生み、高貴さにおいて中国陶磁史に一時代を築き、日本陶磁にも多大な影響を与えました。板谷波山、岡部嶺男、三浦小平二なども宋青磁に魅せられた作家たちです。その宋時代の名器も超えるといわれる格調のある作品を生み出した故・加藤孝俊氏は日本工芸会、日展にも出品しない孤高の陶芸作家でしたが、その仕事は故・谷川徹三氏をはじめ見識高い方々からは極めて高い評価を得ていました。
窯業化学の学識と研鑽により生み出された曜変天目、油滴天目、青瓷、紅瓷は格調高いものです。ご遺族の協力を得て、追悼の作品を集めてみました。 ご高覧頂きたく、ご案内致します。


初個展 李朝憧憬
中村 明久作陶展

開催期間
平成20年10月16日(木)~10月25日(土)

今回が初個展となる中村 明久は京都に生まれ、東京造形大学卒業後、笠間・京都で陶芸を学びました。李朝陶磁に魅せられてからは、粉引、堅手、瑠璃地、阿蘭陀を軸とした作品を制作しています。主に大阪・京都・東京の老舗料理屋の食器を制作してきた中村の作品は料理人の厳しい注文に応えられる器であり、京都嵯峨野の茶人である母堂の影響を受けた茶道具は侘び、寂びの雅味を帯びています。弊ギャラリー初、東京での本格的な個展としても初めてです。ご高覧ください。


新たなる伝統Ⅴ
金重 晃介作陶展

開催期間
平成20年9月25日(木)~10月4日(土)

「陶陽の土、陶陽の窯」。再生機窯元が百数十軒以上にも及んだ備前にあって陶工たちに一目も二目も置かれた備前中興の祖、金重陶陽の三男、金重晃介氏の弊ギャラリー第五回目となる個展。東京芸大では陶芸ではなく、彫刻を学んだ晃介氏の作風は桃山備前から現代美術まで多様です。
備前を代表する金重氏の三年振りの個展です。どうぞご高覧下さい。


白への憧憬
山本 伸之 壷展

開催期間
平成20年9月4日(木)~9月13日(土)

山本伸之の第八回目の個展となる今回は壷にアイテムを絞った企画です。
60㎝の大壷をつなぎなしで引き上げる轆轤技術には定評のあるところですが 定窯風の黄味がかった白磁、李朝風の純白な白磁、そして青白磁で大小多種多様な形態の壷を観ていただくべく、真夏の炎天下多摩川の上流青梅にある工房で汗を流して展覧会に備えています。


温もりの手技
小島 誠 ガラス展

開催期間
平成20年7月17日(木)~7月26日(土)

宙吹きガラスを中心とした小島誠の作品は、柔らかな曲線と透明感あふれる 作風にあります。また色被せにした二層のガラスは、なつかしいデジャ・ビュな雰囲気を醸し出しています。
二度目の個展となる今回はテーブルウェアを個展テーマとしました。


甦る古伊万里Ⅱ
寺内 信二作陶展

開催期間
平成20年6月26日(木)~7月5日(土)

帝国ホテルの壁面タイルなどの作品が残る明治期のデザイナー寺内信一は有田工業学校長退任後、有田焼の祖李三平の窯跡李荘窯を継承しました。
三代目に当たる信二氏は伝統的なモティーフから現代生活の目線に合わせた作品まで制作。
氏独自の作品から李荘窯作品まで幅広く展覧致します。


初個展
林 慶六 作陶展
琇洸彩(しゅうこうさい)

開催期間
平成20年6月5日(木)~6月14日(土)

林 慶六(旧名 小六)は楠部 弥弌に師事し、師弥弌の彩?技法を基に琇洸彩という点描に似た技法を確立しました。
東京では改名後初の個展、十年ぶりの個展開催となります。
丹精で華麗な色彩と遠近感を持つ琇洸彩は皆様を魅了することと存じます。


現代陶芸新作展
陶の粋

開催期間
平成20年5月15日(木)~5月24日(土)

現在日本陶芸を代表する人間国宝、芸術院会員、人気作家45名が新作の逸品と酒器を出品します。
出品作家たちの創意、意匠、造形を堪能して頂ければ幸いです。


心の華
岩松是親 油彩画展

開催期間
平成20年3月27日(木)~4月5日(土)

油彩画20点、キャンバスの上にガラスを重ねて描いたガラス絵3点、パステル画2点 計25点
今回は作家自選による作品のみの展覧会です。