過去の展覧会 Past Exhibitions(平成29年度/2017)

        


岩松是親油彩展 Ⅹ


Korechika Iwamatu Oil Painting Exhibition Ⅹ

            

開催期間
平成30年2月22日(木)~3月2日(金)
Feb 22 (Thu.) to Mar 2 ( Fri.), 2018
※最終日は17時まで

岩松是親氏の十度目の個展を開催いたします。 明治時代から続く銀座の老舗額縁店「古径」に生まれ、幼少のころから日本の洋画壇・日本画壇の大家とその作品に囲まれて育った岩松氏は、洋画家の故三岸節子氏に師事し自らの後継者と言わしめました。
力強い筆致と幾重にも重ねられた色彩で描かれた大輪の花や、抒情的な風景は、氏の長年のテーマである「生きていることの歓びと苦悩」を表現し、見る者に社会や人間のあり方を問いかけ続けます。
また、幼少の期宮城県石巻市の渡波で夏を過ごすことが多かったという岩松氏は、東北地方を襲った震災に衝撃を受け、それをテーマとした作品ガラス絵「3.11 祈り」を発表、日仏現代美術展で名誉総裁賞を受賞されました。同作品は大震災が風化されず長く人々の記憶に残って欲しいという岩松氏の願いのもと、石巻市に寄贈されました。同作品は現在石巻市庁舎にて震災のモニュメントになっています。
十回目の今個展は、この五年間に描きあげた新作13点を展示いたします。

       
         


蔵出し展 XV


Clearance-Sale XV

            

開催期間
平成30年2月1日(木)~2月10日(土)
Feb 1 (Thu.) to Feb 10 ( Sat.), 2018

この度、弊ギャラリーにて日本近現代陶芸作家の「蔵出し展」を開催する運びとなりました。
出品作品は東京在住の仏文学者A氏が昭和四十年代から平成初年頃までの二十年間に収集された作品八十六点です。
作品内容は重要無形文化財保持者、芸術院会員が製作した壺、茶碗、水指、香合、花入、皿、鉢、組皿、徳利、ぐい呑み、 湯呑・汲出しの鑑賞陶磁器、茶陶、酒器、食器が中心となります。
また「売り立て」展示販売会ですのでお求め安い特別価格にてご案内いたします。

        
        


栗本夏樹 漆造形展


Natsuki Kurimoto Urushi Art Exhibition

            

開催期間
平成30年1月11日(木)~1月20日(土)
Jan 11 (Thu.) to Jan 20 ( Sat.), 2018

栗本夏樹氏は、作品の素材を木材に限定せず、発泡スチロールを削り造形したものや解体された自動車のボンネットに漆を施した作品を発表されたりするなど漆の新しい可能性を追求してこられました。
今回は和紙のテクスチャーを生かした立体・平面作品と、゛紙管゛という伝統工芸では使われない素材を用いた漆工芸作品が生まれました。
軽いという特性を生かし、壁掛け・お皿に使えたり、紙管にあらかじめつけられている螺旋状の筋を利用してそこに螺鈿を施しています。
その発想の自由さに驚かされますが、出来上がった作品は大変美しく格調あるものです。
他にも手元において楽しめる色彩豊かで小さなオブジェも揃えました。
是非、ご高覧いただき栗本夏樹の漆の世界を感じて頂きたく存じます。

        
        

- 備前 炎の陶工 -
原田拾六陶展

- Bizen Potter of Flames -
Shuroku Harada Ceramic Exhibition

            

開催期間
平成29年12月7日(木)~12月16日(土)
Dec 7 (Thu.) to Dec 16 ( Sat.), 2017

原田拾六氏(岡山1941年生)は若き日に古備前研究家・桂又三郎の知遇を得、共に古窯跡を巡り桃山古備前の研究をされた鬼才の陶芸家です。
明治大学卒業後の会社勤めの頃、幼少より見慣れた備前焼の素晴らしい魅力を再認識して帰郷、1969年から作陶をはじめました。
滋味を感じるねっとりとした土を選び「轆轤は備前の土味のよさを殺す」と紐造りを基本とされます。土は手で丁寧に練り上げ、手よりで石を探し一つ一つ取り除く。これを数年間寝かし、使いやすくした粘土を菊揉みして成型し、表面を削る。
穴窯や登り窯を使い、特に登り窯では450時間前後焼成することにより緋襷、胡麻やカセ、窯変というような備前特有の重厚な焼上がりが生まれます。
1983年にはオーストラリア国立民族博物館で布志名焼の舟木研児氏と二人展。
また、アメリカ ニューヨーク・メトロポリタン美術館やニューオリンズ・ミュージアムアートに収蔵されるなど国際的にも高い評価を受けています。
2000年にはその年の最も優秀な作家に対して贈られる日本陶磁協会賞を受賞されました。
桃山備前を彷彿させる趣のある作風に加え、独自の備前を追求している原田拾六氏の東京では5年ぶりの個展となります。

        
        

- 古往今来 -
高麗李朝 古陶磁展

-In All Ages-
Goryeo,Joseon Ceramic Exhibition

            

開催期間
平成29年11月16日(木)~11月25日(土)
Nov 16 (Thu.) to Nov 25 ( Sat.), 2017

赤坂游ギャラリーでは高麗李朝時代の工芸美術の逸品をご紹介すべく努めております。
今回は高麗時代(918年~1392年)の青磁象嵌、青磁鉄彩手、青磁練上げ、李朝時代初期14末~16世紀末の粉青沙器(鉄絵、粉引き、刷毛目鉄絵)、中期17後半~18世紀前半の白磁、後期18世紀後半~19世紀中葉までの官窯であった分院里窯で李王家のために制作された白磁、青花(染付)などの逸品の陶磁器を中心に32点を展示します。
身近に高麗・李朝の美術工芸品の逸品を触れ楽しんでいただける展覧会です。

        
         

-或るコレクターの軌跡-
近現代陶芸展


Modern Contemporary Ceramic Exhibition

            

開催期間
平成29年10月26日(木)~11月4日(土)
Oct 26 (Thu.) to Nov 4 ( Sat.), 2017

この度の展覧会では、文化勲章受賞者・芸術院会員・芸術院賞受賞者・重要無形文化財技術保持者・陶磁協会金賞受賞者・日本工芸会会長賞受賞者などの日本陶芸の巨匠の作品他35点を展示致します。
世界に冠たる陶芸王国日本の伝統と技を受け継ぐ諸先生方が、長い歳月を費やし独自に切り開かれた意匠、造形美を総覧出来る展覧会でもあります。
陶芸愛好家のみならず広くご来場、ご高覧頂きたくお願い申し上げます。

        
        

-古往今来-
中国古陶磁展Ⅹ

-In All Ages-
China Ceramic Exhibition Ⅹ

            

開催期間
平成29年9月21日(木)~9月30日(土)
Sep 21 (Thu.) to Sep 30 ( Sat.), 2017

この度赤坂游ギャラリーでは十回目の中国古陶磁展を開催します。
北方に流れる黄河中流域の仰韶文化、下流域の竜山文化は五千年から三千年の歴史を持ち、南方に流れる揚子江流域に花開いた長江文明は黄河文明を凌ぐ七千年の歴史を有します。
仰韶文化は彩陶文化、竜山文化は黒陶文化に始まりますが自然釉から人工的な灰釉、そして青磁、白磁、油滴、赤絵、五彩と時代を追うごとに中国陶磁は多様な釉調、技法を生み出し、中国(China)の国名がそのまま陶磁器を指すほどにアラブ、西欧諸国、日本の王侯貴族、商人、美術愛好家の垂涎の的となっていきました。
彼岸の候、初秋の一日を弊ギャラリーにて日本文化に多大な影響を与えた中国のいにしえを堪能していただければ幸甚に存じます。

        
        


五彩の硝子展


Five Coloring Glasswork Exhibition

            

開催期間
平成29年7月27日(木)~8月10日(木)
July 27 (Thu.) to Aug 10 ( Thu.), 2017

硝子の日本との関わりは古く弥生時代に伝来し、飛鳥・奈良時代には玉類の製作が行われていました。大陸との交流が途絶えた平安から鎌倉時代に製作は下火になりましたが江戸期には長崎から技術も広まり、民間でも酒器、簪、金魚鉢など小物類が愛用されています。明治期には殖産興業策のもと工業的な方向へ転換拡大され、また工芸としても生活の中で親しまれてきました。
近年技術、芸術性の高く独創的な作品が登場しており、若い世代からも様々に工夫を凝らし自由な発想な作品が生まれています。
今回は、吹きガラス、積層ガラス、パート・ドヴェール、エナメル彩、レースガラス、などの技法による作家作品を集め展示いたします。
日本伝統工芸展や国際ガラス展などで受賞をしている注目作家たちの競演を楽しんでいただける企画です。

        
        

- 白妙磁 しろたえじ -
庄村 久喜 陶展

- Porcelain -
Hisaki Shomura Ceramic Exhibition

            

開催期間
平成29年6月29日(木)~7月8日(土)
Jun 29 (Thu.) to July 8 ( Sat.), 2017

庄村久喜さんは、佐賀県有田町を代表する陶芸作家の庄村健の長男として生まれました。
日本伝統工芸展でも入選を重ね、日本工芸会奨励賞も受賞するなど注目されている作家の一人です。
今年、青山 根津美術館で開催された「染付誕生400年」展併催「茶室で見る磁器の現在」の現在作家6名のうちに選ばれ展示されました。
独自に開発された絹(シルク)のような白さと光沢感を持つ白磁「白妙磁(しろたえじ)」や、彫ることで生まれる陰影と白磁の濃淡によるコントラストを駆使して、白の彩りを表現した「彩磁」など、磁器だけれども温かみのある、安らぎを感じさせる作品です。
白磁を独自に追求し、新たな試みに挑戦する意欲と暖かな感性を合わせもった「白」の世界をご高覧賜れば幸いに存じます。

        
        


昭和・平成の陶芸家展


Modern Contemporary Ceramic Exhibition

            

開催期間
平成29年6月1日(木)~6月10日(土)
Jun 1 (Thu.) to Jun 10 ( Sat.), 2017

戦後の陶芸界の隆盛は、昭和二十五年に制定された「文化財保護法」とその五年後に登場した重要無形文化財の指定及び保護者の認定、いわゆる人間国宝とマスコミが呼称した人々の登場に由るところが多いと思います。
この度の展覧会では初回認定の荒川豊蔵、濱田庄司、金重陶陽、石黒宗麿の四名をはじめ昭和五十年に始まる保持団体認定を受けた<柿右衛門 濁手> <色鍋島> <小鹿田焼>三件を中心に彼ら先達の技と豊かな識見を目指す次世代の作家たちの酒器含め四十点を展示いたします。
初夏の候、ご来場ご高覧いただければ幸いです。

        
        

創業三十周年記念
- 古往今来 -

高麗李朝工芸美術展

-In All Ages-
Goryeo,Joseon Ceramic Exhibition

            

開催期間
平成29年4月13日(木)~4月22日(土)
Apr 13 (Thu.) to Apr 22 ( Sat.), 2017

弊ギャラリーでは昭和62年4月1日創業以来日本の近現代工芸美術作家作品、朝鮮半島の古陶磁、李朝家具、中国古陶磁、ガンダーラ美術に始まる中国、朝鮮半島、日本の仏教美術の逸品を愛好家にご紹介すべく努めてまいりました。
この度創業三十周年の節目に当たり高麗李朝古陶磁展を開催いたします。
出品作品は高麗時代12世紀頃の青磁鉄彩手瓶、13世紀頃の青磁白黒象嵌合子、李朝時代初期15~16世紀末の粉青沙器(鉄絵、粉引、刷毛目鉄絵、井戸釉)、中期17世紀後半~18世紀前半の金沙里窯系の白磁壷、後期18世紀後半~19世紀中葉までの官窯であった分院里窯で李王家のために制作された白磁陽刻文筆筒(紙筒)、白磁青花鉄釉水滴、白磁透かし彫り筆筒などの文房具の逸品の中心に逸品30点を展示いたします。

        
        

- 古往今来 -
ガンダーラ美術展 Ⅱ

-In All Ages-
Gandhara Art Exhibition Ⅱ

            

開催期間
平成29年3月16日(木)~3月25日(土)
Mar 16 (Thu.) to Mar 25 ( Sat.), 2017

この度、二度目のガンダーラ美術展を開催いたします。
アフガニスタン東部からパキスタン北西部に位置したガンダーラ国(紀元前6世紀~11世紀)に興り、仏教を保護したクシャーン朝のもと1~5世紀の数世紀間栄えた仏像彫刻を主とする美術をガンダーラ美術といいます。
開祖釈迦牟尼(シャカムニ)の死は紀元前485年ないし前383年頃と考えられていますが、同時代の原始仏教では偶像崇拝を認めずストウパー(仏塔)を礼拝するぐらいのようでした。
釈迦牟尼そのものを造形的に表現するようになるのは、紀元後1世紀になってからと言われます。
そこにはマケドニアのアレクサンダー大王が作った植民地バクトリアに残された数万人規模のギリシャ人の子孫が受け継いだ様式(ヘレニズム文化)の技術、美意識が多大に影響を及ぼします。
ガンダーラ美術の成立は仏教の興隆の源であったといえます。
ご来場、ご高覧を頂きたくここにご案内申し上げます。