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ごあいさつ
この度、移転記念企画として「東洋古美術展」を開催します。
東洋美術の範疇は日本、朝鮮半島、中国を指す場合とキリスト教文明の西洋美術と対比して仏教美術の起源であるインド・パキスタン領域のガンダーラ地方を含む場合があります。
今回は移転を記念して日本、朝鮮半島、中国の官窯の俊逸の陶磁器を中心にガンダーラ地方ＡＤ２～４世紀の石像 菩薩立像(61.0ｃｍ)、新羅時代の金銅 弥勒菩薩半跏思惟像(高98.5ｃｍ)、宋代の木彫 如意輪観音像(76.5ｃｍ)の三体の石・金銅・木彫の仏像の大作をご紹介します。移転記念にふさわしい展覧会となるよう努めました。
晩秋の候、旧伏見宮庭園を擁するホテルニューオータニの散策を兼ねご高覧頂ければ幸甚に存じます。
令和五年　神無月赤坂游ギャラリー　主人敬白
【出 品 作 品】
【日本】室町時代末～江戸時代初期の朝鮮唐津壺(水指)、鳴海織部茶碗など古陶磁5点
【朝鮮半島】高麗時代の官窯康津で制作された青磁筍文水注、李朝時代の瀟湘八景図扁壷など15点
【中国】宋代の龍泉窯の砧青磁蓮弁文茶碗(了々斎極)、遼代官窯の褐釉双龍耳壷など５点
【仏像】五点

計30点