過去の展覧会 Past Exhibitions(平成30年度/2018)


現代陶芸展Ⅳ


Modern Contemporary Ceramic Exhibition Ⅳ

            

開催期間
平成31年1月17日(木)~1月26日(土)
Jan 17(Thu.)to Jan 26(Sat.),2019

この度の展覧会では、文化勲章受賞者・芸術院会員・芸術院賞受賞者・重要無形文化財技術保持者(人間国宝)・陶磁協会金賞受賞者・日本工芸会会長賞受賞者などの日本陶芸の巨匠の作品50点を展示致します。
中国陶磁、李朝陶磁を先達に世界に冠たる陶芸王国日本を築き上げた諸先生方が独自に切り開かれた意匠、造形美を総覧出来る展覧会であります。
平成の終わりを迎えるにあたり、昭和・平成に活躍した陶芸家の作品の数々を陶芸愛好家のみならず多くの方々にご来場、ご高覧頂きたくここにご案内申し上げます。
平成三十年 秋 

        
        

―杢目金(もくめがね)の美―
佐故龍平 金工展


Ryuhei Sako Metalwork Exhibition

            

開催期間
平成30年12月13日(木)~12月22日(土)
Dec 13 (Thu.) to Dec 22 ( Fri.), 2018

杢目金とは、江戸中期に生まれた日本独自の特殊な金属加工技術。数十枚の色の異なる金属板を接合し、彫っては打ちのべる工程を繰り返すことにより独特の杢目状の文様を作り出す技法です。
日本古来の伝統技術に独学で研究した技法を加え銀、銅、赤銅(銅に純金を混ぜた合金)、四分一(銅と銀の合金)を駆使し制作。幾重にも重なる金属の層から生まれる景色の美しさと造形は他に比類なく、海外でも高い評価を得ています。
凛とした美しさの中にある静と動をご堪能ください。

        

-古往今来-
高麗李朝 古陶磁展

-In All Ages-
Goryeo,Joseon Ceramic Exhibition

            

開催期間
平成30年10月18日(木)~10月27日(土)
Oct 18 (Thu.) to Oct 27 ( Fri.), 2018

赤坂游ギャラリーでは開廊以来三十年間に渡り、朝鮮半島の陶磁器、金銅仏、李朝家具をご紹介してまいりました。
今回は日本の数寄者が“高麗もの”と称した李朝時代前期15~16世紀の三島手(掻き落とし、線刻)の中でも最大級33.2cmの幅を持つ祭器用酒器として制作された粉青沙器 彫花蓮双魚文扁壷、酒器愛好家には垂涎の的である鶏竜山徳利(粉青沙器 鉄絵唐草文瓶)、李朝陶磁の代表ともいえる雅味溢れる白磁壷(大徳利)、18世紀宮廷用に広州の官窯 分院里窯で製作された白磁青花梅文壷 福寿康寧の逸品を中心に32点の作品を展示します。身近で高麗・李朝陶磁の逸品を触れ楽しんでいただける展覧会です。 秋の候、赤坂游ギャラリーにて至福の一日をお過ごし頂ければ幸甚に存じます。
平成三十年 秋 

        
        

-古往今来-
中国古陶磁展 Ⅺ

-In All Ages-
China Ceramic Exhibition Ⅺ

            

開催期間
平成30年9月20日(木)~9月29日(土)
Sep 20 (Thu.) to Sep 29 ( Fri.), 2018

この度赤坂游ギャラリーでは十一回目の中国古陶磁展を開催します。 およそ五千年前黄河中流域仰韶文化に始まる中国陶磁の魅力は長い歴史、広大な地域、多様な民族の群雄割拠の中で生み出された多種多様な造形、色彩、文様とそれを支える精緻な技巧、釉薬にあります。釉薬は燃料の灰が土にかかって生じる自然釉の時代が千五百年ほど続き、人工的に作られた釉薬を施した原始青磁(灰釉陶)が誕生するのは商(殷)時代の三千五百年頃前です。やがて春秋戦国時代の青銅器を祖形とする後漢の緑釉壷から三国時代(二~三世紀)に華南(浙江省)の越州窯で青磁、黒釉陶磁が産みだされ、南北朝期(六世紀後半)の華北(河南・河北省)で釉薬から鉄分を除き、鉄分の少ない粘土を選ぶことで白磁が産みだされました。西域文化を取り入れた唐代の三彩は墳墓を飾る明記(めいき)として花開き、宋・金時代の青磁・白磁、天目等の黒釉陶磁は日本の数寄者、茶道家に唐物として珍重されました。やがて元時代の釉裏紅、明、清朝時代の青化・五彩で中国陶磁はその頂点をむかえることになります。今回は唐三彩でも類例の少ない赤と黄色の嘴を持った三彩雄雌鸚鵡 対、唐時代に西域から初めて輸入されたコバルトで緑釉の上に青色を施釉したキュウカンバーグリーン(きゅうり)と呼ばれる唐三彩の有蓋壷、仏教が盛んになった南北朝北斎の大理石造の観音菩薩仏頭(高三十四㎝)など貴重で希少な作品をご覧頂けます。

        
          

―織りなす光―
佐野 猛・曜子 硝子展


Takeshi・Yoko Sano Glass Exhibition

            

開催期間
平成30年8月2日(木)~8月11日(土)
Aug 2 (Thu.) to Aug 11 ( Fri.), 2018
※最終日は16時まで

【作家在廊日】2日(木),3日(金),4日(土),5日(日)

佐野猛・曜子夫妻の色彩豊かな作品の数々はみているだけで愉しい気持ちにさせてくれる。 オーストラリア国立大学キャンベラ美術学校でグラス・アート学ばれたと聞き納得した。オーストラリアはスタジオグラス運動が活発でガラス界のカリスマ的存在デイル・チフーリ氏をはじめ優れたアーティストの多い国。佐野さんの鮮やかな発色のガラスも色の元となるガラスをニュージーランドから取り寄せているそうだ。 たくさんの色ガラスをカットしてつくったパーツをパッチワークのように組み合わせ、溶着し、再び吹いて形にする。それにより、模様を緻密に構成することが出来るようになったとのこと。たとえ同じ技法を用いても夫妻それぞれの個性が伺える。 曜子さんは、宙吹きで形を整えた後カットを施し、織物のような色と触感をだしている。 ガラスの器が欲しくなる季節、ながめて、手にして楽しんでいただきたい作品です。

        
       


近現代陶芸展 Ⅲ


Modern Contemporary Ceramic Exhibition Ⅲ

            

開催期間
平成30年6月21日(木)~6月30日(土)
Jun 21 (Thu.) to Jun 30 ( Sat.), 2018

この度の展覧会では、文化勲章受賞者・芸術院会員・芸術院賞受賞者・重要無形文化財技術保持者(人間国宝)・陶磁協会金賞受賞者・日本工芸会会長賞受賞者などの日本陶芸の巨匠の作品40点を展示致します。 中国陶磁、李朝陶磁を先達に世界に冠たる陶芸王国日本を築き上げた諸先生方が独自に切り開かれた意匠、造形美を総覧出来る展覧会であります。 平成の終わりを迎えるにあたり、昭和・平成に活躍した陶芸家の作品の数々を陶芸愛好家のみならず多くの方々にご来場、ご高覧頂きたくここにご案内申し上げます。

        
         

- 古住今来 -
日本古美術展Ⅰ

-In All Ages-
Japanese Ceramic Exhibition

            

開催期間
平成30年5月31日(木)~6月9日(土)
May 31 (Thu.) to Jun 9 ( Sat.), 2018

桃山時代を中心にその前後の室町末期から江戸時代初期は政治、経済、軍事において最も進取に富んだ日本人が生まれ活気に満ちた時代でありました。
文化芸術も然り。絵画、漆、陶磁器においてはその後の日本美術に影響を与える多くの先達が生まれました。
この度の展示会では活気に溢れた同時代の唐津、備前、志野の逸品を中心に、鎌倉時代後期から江戸時代末までの古陶磁、金工、絵画を含めた日本の古美術展を開催いたします。
ご来場、ご高覧頂きたくご案内申し上げます。

        
        

- 古往今来 -
高麗李朝 古陶磁展

-In All Ages-
Goryeo,Joseon Ceramic Exhibition

            

開催期間
平成30年4月12日(木)~4月21日(土)
Apr 12 (Thu.) to Apr 21 ( Sat.), 2018

赤坂游ギャラリーでは高麗李朝時代の工芸美術の逸品をご紹介すべく努めております。
今回は李朝時代初期14末~16世紀末の粉青沙器(鉄絵、粉引き、刷毛目鉄絵)、白磁などの逸品の陶磁器を中心に展示します。
身近に高麗・李朝の美術工芸品の逸品を触れ楽しんでいただける展覧会です。